アメリカ横断旅「Harley-Davidson」その2
【4月20日16時。ラスベガス。グレイハウンドバスの待合室】
前回の続き
◉4月10日
老夫婦から落としたバックパックを受け取って、一息ついてる午後10時キングマンのマクドナルドなう
まさかまたキングマンに戻ってくるとは思ってなかった。
今日一晩過ごす宿 確保してないや…今からAirbnbしても相手方に迷惑っつーかまず無理だろうしなぁ、お金節約したいからホテルは却下。24時間営業のファストフード店は・・・無さそう。
野宿か〜寒いだろうな…。
いや、待てよ…。バイクあるんだからどこにでも移動できるじゃん!
どこ行こう…
そうだ!グランドキャニオンの朝日見に行こう!!
日の出の時間は6時ちょうど。ここからグランドキャニオンまでは2時間半くらい。
てことで深夜のフリーウェイツーリング&グランドキャニオン朝日ツアーが決定。
◉4月11日
深夜0時、キングマンのガソリンスタンドで給油完了→出発!!
・・・・砂漠の夜をなめてました。極っっっっっっっ寒!!!
しかも、バイクだから常に強風が手に当たって死ぬほど辛い笑。かじかみかじかみかじかみかじかみ&かじかみ
30分進んでは休憩、30分進んでは休憩を繰り返さないと本当に寒くて大変だった。
ガソスタも結構まばらで、フリーウェイの小道に逸れて停車して休むしかない。
冷え切った体温回復させたいのに、今この場で熱を発生させることができるのはバイクのエンジンだけ、エンジンに手のひら向けて暖まるしかないというなんとも小さいストーブ。
夜だからかな?なんかね〜むなしくなった。
深夜、周りは真っ暗、ひとりぼっちで、アメリカの何もない砂漠の真ん中でしゃがんで、鼻すすりながらエンジンに手のひら向けて。寒すぎて顎のガタガタ・体の小刻みが止まらない。
今僕はなにやってんの?なんだこれは…と。。。でも、星空が死ぬほど綺麗っていう
今まで見てきたどんな星空よりも多くの星が見えた。真っ暗な視界に見えるのは光る星だけ。宇宙にいるのかって錯覚するほど壮大すぎる天体ショーでした。
グランドキャニオンまであと50分。
結局、グランドキャニオンに着いたのは5時半。
バイクを駐車場に停車させて、いざマザーポイントへ!
待つこと20分、遂にご来光〜〜〜〜
グランドキャニオンの日の出 Sunrise seen from the Grand Canyon
(Goproでも日の出撮ってみたんだけどちょいと失敗かもね笑)
日の出を見たときの感情はねぇ「この感情、言葉にするのはナンセンス」って感じ。
ばか寒い中夜通し運転してきた甲斐があったぁぁぁ⤴︎⤴︎⤴︎
すっごい絶景!これこそが「絶景」です!!
グランドキャニオンの朝日・日の出ってほんっと…。
一生に一度でも見れてよかったです。
日の出見届けたあと、運転の疲れがドッときてその場で横になって寝ちゃった笑(ほぼ気絶)。硬い岩の上だったけど、朝日にまぶたが照らされて、とっても寝心地はよかったです。
以下グランドキャニオンの写真ご覧あれ
行ける範囲右から左全部巡った。どこから見ても絶景⛰
でも、どこから見ても代わり映えはしない、おんなじ様な風景。
ベンチに座って、グランドキャニオン見ながら飲んだカフェモカは「ホッ…」の味
大変よかったです!大満足。
あっ。ちなみに、グランドキャニオンでやまびこは聞こえません。
周りに誰もいなくなったタイミングで「やっっっっほぉぉぉぉぉ〜〜〜〜」ってやってみたけど、レスポンス来なくてちょっとだけ恥ずかしかったで〜〜〜す!!!
(グランドキャニオンで「ヤッホー」って叫ぶのが一つの夢でもありました笑)
グランドキャニオンを後にして向かうは「セドナ」
アメリカで一番のパワースポットの街!パワーを貯めるために一晩だけ宿泊予定。
15時ごろセドナ着
まず行ったのは一番の有名どこ「ホーリークロスチャペル(Chapel of the Holy Cross」
セドナは「ヴォルテックス」っていうパワーが渦巻き状に現れるところが密集してるからパワースポットなんだそうです。僕もよくわかんないから説明のしようが無いなぁ。
「セドナはパワースポットの街!」って聞いてたからなんとなしにパワーは感じました。
多分プラシーボ効果だと思うけどね笑
確かに、街のあちこちが「意味ありげ」な感じにはなってる。
17時ごろ宿着。
圧倒的に睡眠不足だから「めちゃめちゃ寝てやるぞ!」って意気込んでたらすぐに寝れた、次の日の朝まで一度も目を覚まさずに。睡眠最高。
◉ 4月12日
朝起きて荷物まとめて行ったは「エアポート・メサ(Airport Mesa」
それこそ「パワーが集まるヴォルテックス」の一個。
駐車場から3分くらいのハイキングしてテッペン到着。
見よう見まねであぐら座りして手を組んで深く深呼吸。
はぁ〜⤴︎パワー感じるぅ〜⤴︎
その後は
バイク運転中に「ひょう」に降られバチバチ体に当たってクッソ痛かったり、フーバーダムの迫力に圧倒されたりしてラスベガス到着。
ラスベガスに着いてホステルでゆっくりしてたら同じ部屋のカナダ人「Josh」が
パーティーに僕を誘ってくれまして、ちょっとだけですけど「アメリカのパーティー」なるものを体験しました。
◉4月13日
今日はラスベガス→ロサンゼルスに帰るだけ。
エネルギーつけるために
「Hash h Houce A Go Go」というアメリカ料理店で朝食。
オーダーしたのは「チキン&ワッフル」と「バナナパンケーキ」
で、出てきたのがこちら。
いやーデカイ。チキンワッフルはワッフル4個の上にフライドチキンが2つ刺さってる。
バナナパンケーキはもう…どういうことよ
写真じゃ大きさ伝わりづらいと思うけどめちゃデカイです。本当に。
でまたこれが美味しいんだ笑。フライドチキンは鶏肉自体に味がついてるらしく噛めば噛むほどジュワーってして、ワッフルの中にはベーコン🥓が入っててジューシー。
バナナパンケーキはまんべんなくカッティングバナナが入ってて風味がすごいの、バナナとパンケーキの相性ばっちし。
で、当然ごとく食べきれないのでパック詰して持ち帰り。
やっぱアメリカ料理ってのは最高だね。
さて11時。ラスベガスを出発!
ラスベガスから1時間半「Baker」を過ぎたあたり、
フリーウェイ片側二車線右側走行中、左に何かしらの気配を感じ、ちらりと左を見てみると白いセダンの助手席から若い女性が僕の方を向いて何か大声で訴えてる。
彼女は左手に水色のリュックサックを持ち、右手で指差したあと親指を突き立てて「後ろ後ろ」のジェスチャーをしてきた。
「バック後ろに落としてるよ!」でしょうな。
慌ててお尻後ろの荷台を手で探ったらまたしても「無くしちゃいけない方の黒の肩がけバック」が見当たらない。
すぐに車道脇に停車して速攻色々考えた。
どこに落とした?分からない
最後に「ある」って確認したのはどこだ?40分前のトイレ休憩の時には確実にあった。てことは現在地とあの休憩所との間。
いつ落とした?白のセダンが直接僕に「落とした」って教えてくれたってことは落とした瞬間も見てたわけでしょ?となると長くても「10分前くらい」でしょ。多分
でも時速150キロ近くのスピードで走ってるから「10分前」となると結構な範囲だな。150kph×10分 探す範囲は25キロくらいか。
歩いて探すのは効率悪い。
フリーウェイの側道をゆっくり逆走して探そ。でも逆走して良いのか?
そういやさっき側道にパトカー止まってたな、そこで相談しよ。
ゆっくり逆走すること5分、側道に止まってたパトカーからポリスが出てきて僕を制止する。
僕「アイロストマイバックパックアンドパスポート。キャンナイドライブディスレーン?(側道を指す)バイバック」
ポリス「ダメだ、もし逆走するならお前は投獄される。探すなら次のインターでUターンしてちゃんとしたルートで探せ」
僕「アイガーリット」
てことでお許しを得られなかったので次のインターで降り、最後にトイレ休憩したところまで戻る僕。
で、2時間前の僕の行動をなぞるようにして捜索開始。
探しながらいっろいろ考えた
一昨々日に落とした時に老夫婦から「気をつけて」と言われたのにすぐにコレ。老夫婦の思いを無下にしてるようなもんじゃないか。バカなのか僕は。反省ができないのか!もう何やってんのぉ💢本当に嫌。
道端に落ちてるのを探すのは楽だけどもし誰かが拾って持ち運んでたらどうしよ、それこそ見つけれない。
見つからなかったらどうしよ、海外旅行保険の「携行品損害」の保険おりるのかな。
パスポート無くしたのはやばいなぁ・・・日本領事館とかにいけば良いのかな?どこにあるんだろう 。
まだ13時だ、今日は日が暮れるまで探すぞ!
また無くしたの?本当にバカかよ俺!!無能すぎるわ。でも前に落とした時の教訓から、結構気をつけてたつもりではいたんだけどなぁ。
流石に今回はポジティブな考えにはなれねー、2回目バック落としたことによって何か学べるとは思えない。
運が悪いのか自分が悪いのか。運も自分も悪いです。
2時間後、フリーウェイの中央分離帯ゾーンに転がってる黒いバックを発見。
すぐに側道にバイク停車して徒歩で確認しに行ってみると・・・
そうですこれでーーーーーす!!!!僕が落としたのはこの黒色の肩がけバックです!!
本当に良かった!本当に良かった!ほんっとーにっよかっった!!フレッシュグッデイ!!
今回は車に轢かれてなさそうです。
中身も無事です!
見つけたあと安堵しすぎてちょっとうるうるした涙
改めてちゃんと荷台に固定して再出発。
〜〜〜LAのフリーウェイ上であることがあったんですけどここには書かないでおきます〜〜〜
ロサンゼルス着。
◉4月14日
お昼11時
ハーレーを返却するためにイーグルライダー 。
返却手続きはスムーズに終了。
ただし、鍵無くした分のお金はちゃんと払った。200ドル、二万二千円くらい。そんなに高額じゃなくてよかった〜。
これにて、夢のアメリカHarley-Davidsonの旅は終了。
紆余曲折あったけど、今の気持ちとしては超スーパー楽しかった!一生思い出になった。絶対忘れられない。
その後はブログ書いたりなどで一日終了。
次はヒッチハイク諦め&ラスベガスのマジ観光編です。